Canadian Biomass Magazine

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WPAC Asian Wood Pellet Conference – Japanese
February 16, 2021 at 7:00pm ET

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再生可能・持続可能で責任ある
カナダ産木質ペレット

Gordon Murray, カナダ木質ペレット協会

気候変動の世界的権威である国連気候変動政府間パネル(IPCC)は、バイオマスは、持続可能な開発を行い効率よく利用すれば大幅に温室効果ガスを減らす可能性を秘めている(最大80%~90%)、との認識を示しています。カナダの木質ペレット生産者は、再生可能かつ持続可能なバイオマス由来のグリーンエネルギーを世界に供給することにより、気候変動と闘っていく決意です。そして、この持続可能性に対する約束を透明性を持って実行していきます。

持続可能な管理を行っている森林から採取した木質バイオマスは、化石燃料に比べて温室効果ガスを大きく削減できるという利点があります。カナダの木質ペレット生産者は責任ある調達を行っています。カナダは、世界の中でも、最もレジリエントで持続的に管理された森林地のひとつであり、厳しい規制、包括的なモニタリングと取締り、第三者機関認証の普及がこれを支えています。

カナダは、挽き出した立木を最大限活用して木質ペレットの生産を行っています。原料はすべて、製材で発生した副産物か、枯木・病害木・損傷木・低品質木をペレット用に集木して使用しています。カナダ産木質ペレット生産者は、高度に垂直統合された林産業の強みを生かし、以前は廃棄されていたような材料から貴重なエネルギー製品を生産して、世界中のお客様に、誇りを持って、責任ある低炭素エネルギーをお届けしています。


Gordon Murray カナダ木質ペレット協会 Executive Director

製材所や森林施業の現場で経験を積み、合併・買収・プロジェクトファイナンス等の林業における企業ファイナンスにも関わった後、2009年にカナダ木質ペレット協会に入る。カナダの生産者・商社・港湾・ターミナル・海運会社・機器メーカー等、木質ペレット業界を安全かつ豊かな産業として発展させようと望むあらゆる関係者を代表して業界の発展に尽力。森林学の学士号を取得し、森林士および公認会計士の資格を有す。


グローバル企業はサプライチェーン全体で持続可能性を確立することに取り組んでおり、調達するバイオマスの合法性と持続可能性を確実にすることがそのビジネスモデルにとって不可欠です。だからこそ、持続可能な生産による木質ペレットを求めてカナダにいらっしゃるお客さまが多いのです。

カナダの木質ペレットはすべて、持続可能な管理が行われている森林由来です。カナダの森林は世界でも有数の高い回復力と持続可能性を実現する施業管理が実施されています。非常に厳しい環境規制、慎重な森林経営、そして森林管理協議会(FSC)、ならびにカナダ規格協会(CSA)と持続可能な森林イニシアチブ(SFI)というカナダの2つの森林認証を認定しているPEFC認証など、第三者機関による森林管理認証が広く普及しています。

持続可能な木質ペレットに対する需要が高まることはまさに一石二鳥。海外の温室効果ガス排出量が削減され、同時にカナダ国内では樹木の全ての部分が利用されることで最大の経済効果を生み出します。持続可能なカナダのバイオマス、さらにそこから生まれる木質ペレットは、GHG排出量を削減しようと取り組んでいらっしゃるエネルギー生産者にとって優れたオプションなのです。カナダの木質ペレット生産者は、その顧客のニーズを理解して原料サプライヤに持続可能なバイオマスを要請し、持続可能なバイオマスを求めることが同時にサプライヤの廃棄物削減につながっています。どちらも各政府の天然資源の一層の活用と天然資源業界における雇用増大という目標に寄与するもので、まさに各方面にとって有益です。

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